企業の守護神的存在を目指す大阪府大阪市淀川区の社会保険労務士事務所です。

経営コラム PART1 4

欠点を指摘されたことに感謝できる寛容さ

 人間には癖があります。良い癖と悪い癖があります。悪い癖を直すようにすれば、人間性はアップする事間違いないですが、自分で自覚していない場合が多いのです。

 そして、その悪い癖をなかなか言ってくれる人は少ないのです。もし言われた時は、ムカッとすると思いますし、言った人を快く思わないものですが、本当は自分を変えるきっかけを与えてくれたありがたい存在なのです。

 しかし、自分の欠点を言われてしまった時は、素直に受け入れられず、言った人に理由を聞いてしまうかもしれません。自分の事を憎くて言ったのか、自分の事を思って言ったのかをです。

 そうすると、大抵の人はあなたを憎くて言ったわけでないと言ってくれると思います。その時に、相手の言葉を信用するかどうかですが、刑事事件の被疑者の供述のように真実性を見極める必要はないのですから、この場合は相手の言葉を信用し、自分の欠点を気づかせてくれた事に感謝して、自分を見つめ直すようにすれば、自分の人間性はもっと磨かれると思うのです。

 ただ、理不尽だと思った時は、右から左に受け流せばいいわけです。言われたことが理不尽ではなく、自分に当てはまると思えば、悔しさからそのことに反発し、言った人を憎むのではなく、素直に受け入れ、是正していく寛容さがあれば、人間は自然と成長していくものです。

未来の時間を最大限有意義なものにするために

 過去の時間は取り戻せませんけど、未来の時間はこれからの自分次第です。過去の事を振り返って、反省して未来の時間に活かすことは大切ですが、くよくよ後悔して思い悩み、悔やむことは精神衛生上もよくありませんし、思い悩んでる時間が何よりもったいないことになります。

 そこで、休みの日の時間の過ごし方が大切になってきます。休みの日まで、1週間を振り返って反省していると、気分が滅入ってきますので、気持ちを切り替え、仕事を忘れて余暇やレジャーを思いっきり楽しめばいいわけです。

 この休みの日にストレスになるようなことがあると、仕事との1呼吸が置けないので、ストレスが積み重なり、どんどん自分が精神的に追い込まれてしまいます。

 ですから、逆にいうと休みの日の過ごし方で失敗は許されないので、余暇やレジャーを楽しむメンバーが大切になってきます。絶対自分にとって心安らげる相手との時間を過ごさないと、せっかくの休みが台無しになるというわけです。

 休みの日に気分をリフレッシュできると、過去の自分をリセットできた気持ちになるので、休み明けの初日には、新たな決意で気分を盛り上げていくことができます。

 これが、いわゆる過去の失敗を思い悩んで無駄な時間を過ごさないための、心の浄化作用になり、未来の時間を最大限有意義なものにすることにつながるわけです。

日々訪れる困難に立ち向かえる人間になるために

 自分の生まれ育った環境や自分の過去の経歴全てに誇りを持って生きていくこと、それが出来ていれば、日々訪れる些細な困難な出来事にも勇気を持って立ち向かえるはずだと思います。

 仕事でもプライベートでも、行き詰まりことは誰にでもあります。その一つ一つの事象を重く捉える人と、日常茶飯事的に軽く捉えて次から次とクリアしていける人との差は何かと言えば、後者の人は、自分の今までの行いに誇りとプライドがあるので、怖いものがないのです。

 人間ですから、誤って人を傷つけるような暴言を吐いてしまうことがあったとしても、きちんと反省してその相手に謝罪してきたかどうか、後ろめたい過去がないように後悔のない生き方をしてきていれば、自分の全てに誇りを持って生きていくことが出来るはずです。

 ひょっとして、自分がまだ謝れていない相手がいたとしたら、今からでも遅くはありません。素直に謝ってしまったほうが、自分の胸のつかえがとれますし、自分の生き方に誇りを持てるようになり、日々の些細な困難に立ち向かうたくましい人間になれるのです。

 人に謝ることも大事ですが、お世話になった人に感謝の言葉をきちんと伝えてきたかも、自分の生き様に後悔なく誇りとプライドを持ってたくましく生きていく上で、欠かせない事になります。

 それは、身近な人、例えば親兄弟であったり、配偶者であったり、親戚の人であったり、近所の人や仕事上の先輩上司やお客様に対して、恥ずかしがらずにそれが出来れば、悟りが開けるのではないでしょうか。

閑散期に何をするかで1年の業績が決まる

 今日から、2月に入りましたが、新しい年が始まり、まだ運気としては去年を引きずっているところがあった1月とは違って、2月というのは今年の運気が少しずつ見えてくる月でもあります。

 業界によっては、毎年、2月・8月というのは閑散期に入る時期の所も多いかと思いますし、決算は会社によって様々でしょうけど、決算をまじかに控えている会社は来期の事業計画作成に取りかかったり、決算を終えてすぐの会社はもうすでに計画済の事業計画の進捗を分析したり、計画達成に向けた新たな決意をするのにちょうどいい時期かと思います。

 これから4月に新卒社員が入ってくる会社ですと、新戦力がどのように成長していくか、教育訓練計画を立てている所も多いかと思いますので、教育訓練計画の実行に向けた人員の確保や予算の確保も並行的にやっていかなければならない時期です。

 そして、年度末で退職する方の情報がちらほら明るみになってくる時でもあるので、補充の為の中途採用も募集から採用までのタイムスケジュールと求人の募集広告や媒体の活用の戦略も練らなければいけません。

 いざ繁忙期に入ってしまえばできない、いざという時の備えや、閑散期にしかできない長期的視野に立った経営戦略を見つめ直すという一見地味に見える作業が、実は将来の会社の命運を分かつことになります。

 企業でいうところの閑散期は、繁忙期というプロ野球でいうところのペナントレースを勝ち抜くための基礎体力を作りをするキャンプのような時期で、実はこの時期に何をするかで、1会計年度の業績が決まってしまうと言っても過言ではありません。

自分の弱さを見せることで精神の崩壊を防ぐ

 プライベートで嫌な事があっても、それを引き摺って仕事中もくよくよ落ち込んでいては、仕事になりません。ですが、人間は脆いもので、なかなか切り替えが難しく、嫌なことがあった直後は、仕事に身が入らないということもあるかと思います。

 そんな時は、気分転換が大切なのですが、その嫌なことを心の中にしまって我慢するのではなくて、嫌な事を聞いてもらえる相談役のような友達や知り合いがいると一番の特効薬になるのではないでしょうか。

 その相談役の友達や知り合いに、解決案を出してもらえなくてもいいわけです。ただ、聞いてもらえるだけで精神が落ち着いて、また気分を一新して明日へ立ち向かう勇気をもらえることがあります。

 一人でくよくよ思い悩んだり、強がって一人で悩みを抱えてしまうと、いずれ精神が崩壊する時が来てしまうかもしれないので、愚痴の一つや二つをただ聞いてもらえる人というのは、すごく自分にとっては天使のような存在です。

 人間誰しも弱い部分がありますから、その弱さをどこかで見せるようにしたほうが、本当は自分の身を守ることにつながるのです。

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