企業の守護神的存在を目指す大阪府大阪市淀川区の社会保険労務士事務所です。

経営コラム PART2

日頃の実務で思いついた経営のヒントになるような事をコラム形式でご紹介しております。企業経営者の皆様は是非、ご覧下さい。

最後に笑うのは人格者かつ強靭なメンタルの持ち主

 隣の芝生は青いという言葉があります。これは人間の欲望の深さを表す言葉でもあると思います。

 なぜなら、本当は自分のほうが恵まれているかもしれないのに、他人のほうが順風満帆で何の将来不安もなく、さぞかし毎日が楽しそうに見えるというのは、ただの幻想でしかないのです。

 つまりは、他人の恵まれている部分で自分にないものがあれば、ただないものねだりをしているだけで、他人にないものを自分がもっているかもしれないのに、そのことで感謝することをいつしか忘れてしまっているのです。 

 だから、一つの夢が叶うと更に次の目標やステップを志すのは大変素晴らしいことですし、当然、飽くなきチャレンジャー精神でしか更なる自己成長は成しえませんが、もし次の目標やステップでつまずいたとしても、自分を何てくだらない人間だと蔑まないで、最初の夢を叶えた時のことを思いだして、何も成し遂げていなった不遇の時代から比べての成長をまずは自分で褒めて自分を慰めることが大切なのです。

 ここで大切なのは、決して過去の自分の成功談を武勇伝のように吹聴して、他人から褒めてもらったり慰めてもらおうとすると、人は離れていきます。

 人は人の自慢話に興味はありませんし、過去の栄光にしがみつくほどみっともないことはないので、せっかく一度は輝いた時代があったとしても、人の評判は簡単に下がってしまうのです。

 まだ何も自分の人生において成功体験と呼べるようなものがない人も、自分は何もできないくだらない人間だと蔑まないで、努力を続けていれば最後に笑うものがよく笑うというように、みんなが羨むような大成功が待ってるという自己暗示をかけることです。

 ただ、方法論が誤っているかもしれないので、今の自分のノウハウや手法を成功者に診断してもらったり、助言してもらうというような協力をもらう努力は必要です。

 そして、この時も人の協力を得られるような人格を常日頃から磨いていることが前提となります。

 最後に笑うのは他人の協力を得られる人格者であり、かつ自分で自分を救える強靭な精神の持ち主ということになります。 

自分に都合の良い仮説と感謝の心が自分を救う

 人間生活において失敗はつきものです。失敗した時のショックを引きずらないためには何が必要なのかと言いますと、失敗した後の心のモチベーションを保つための自分の考え方の癖を習慣化することが大切です。

 例えば、恋愛でのショッキングな出来事の例で言いますと、成人の男性で意中の一回り以上も歳の離れた年下のすごくタイプな女の子に振られたとします。その男性は、今はやりの年の差婚で、同世代の男性から羨ましがられるような、若くて素敵な女性との甘い夫婦生活というバラ色の人生を思い描いて、意気揚々と日々暮らしていたところを突然に別れを告げられたとしたら、すごくショックでしばらく立ち直れなくなるのが普通の神経だと思います。

 ですが、こういったショッキングな出来事が起こるのが人生なので、こういうときに這い上がる術がないと自分を守れないのです。

 そこで、こういう時は、逆の発想でもしすごく歳の離れた若い女性と結婚できたとしても、実際結婚してみたら、夫婦生活は世代間ギャップを埋められないことが多く、ストレスの溜まる日々で、やがて夫婦生活は破綻していたかもしれないので、そうなったら傷は深く、今回のように結婚する前に別れていたほうが傷は浅くて済んで、ひょっとしたらこれで結果的に良かったかもしれないと、自分に都合の良い仮説を打ち立てて、自分に言い聞かせる癖をつけるのです。
 
 もちろん世の中の歳の差婚を否定するわけでなく、上手くいく事例は世の中に沢山あるという認識をした上で、自分の場合はたまたま向いてなかったのかもと自己暗示をかけるという意味です。

 更に、これは自分の明るい未来をこじ開ける試練で次に必ず素敵な出会いが待っているはずで、自分は幸運に恵まれた人間であると感謝する心を忘れないことです。

 そう考えれば、ショックを和らげることにもなりますし、卑屈でネガティブな精神になることもないので、常に明るく前向きなポジティブな人間には多くの人が集まってきて、いろんな人の協力やサポートがもらえて、ビジネスやプライベートでもやがて良い出会いが巡ってくるという好循環になっていきます。

 やはり、どんな人にでも大なり小なり苦難は訪れ、その苦難を乗り越えるために必要なことは、自分の都合の良い仮説と感謝の心で底抜けに明るく生きることに他なりません。

 

悔しい思いをした時は次のブレイクの前兆というスケール感

 世の中にはチャレンジする人としない人に別れます。もちろん、いろんなことにチャレンジする人は、それだけ目標に向かって積極的に行動できる人なので、生き生きと輝いた人生を送れるはずです。

 反対にチャレンジしない人は、その中でも失敗を恐れてチャレンジしない人と、そもそも目標が見つからない、あるいは目指すべきものがない人に別れると思います。このチャレンジしない人の中の前者後者どちらの人も、チャレンジしないので失敗もなく、失敗によって傷つくこともないので、心の平穏は保たれるかもしれません。

 しかし、チャレンジする人は成功に向けて、戦略や立案というイマジネーションを高めたり、目標に必要な技術、スキル、知識を体得しているので、チャレンジしない人よりは遥かに人間性を磨く機会が豊富なのです。

 このことは、恋愛にも当てはまり、積極的にアプローチすることで、その結果、振られるという心の傷を負う場面も多いですが、反対に、恋愛成就に向けて相手のハートを掴むために努力した、デートの演出やファッションセンスや会話のテクニック、グルメ研究等による人間性向上の鍛錬が後々自分の肥やしとなって、魅力的な人間へと成長していき、より異性にモテル人間へと変貌を遂げ、やがて理想の異性に辿り着く可能性が高まるのです。

 すなわち、失敗して悔しい思いをした数が多ければ多いほど、そのチャレンジの過程で培ったものが肥やしとなって自分に跳ね返り、より魅力的な自分へと成長できるチャンスとなるので、悔しい思いをしたときはこれは自分が次にブレイクすることの前兆だと思って、笑って乗り越えられるぐらいのスケール感を持って生きていけば、自ずと道は開かれるのではないでしょうか。

強靭なメンタルを養うためには

 目の前のことに逃げる人は何をやっても上手くいきません。誰しもが、しんどいことや辛いことにはおっくうになりがちですが、目の前の苦難に立ち向かわない人が、人の信用を得たり人の役に立てることはないのです。

 世の中で偉業を成し遂げる人に共通するメンタリティーは、困難に立ち向かうことにわくわくするぐらいのアグレッシブさや積極性、勇ましさ、負けじ根性でしょうね。

 そのポジティブな精神をキープするには快眠、快食、適度な運動によるストレスレスな状態が必要ですが、このメカニズムをしっかり守る強い自分を作る決意が大事なのです。

 何も最初から高い目標を立てる必要はなく、現状で超えられるほどの低いハードルであっても立てた目標をクリアするという成功体験と勝ち癖が習慣化されると、自分の行動パターンがわかってきて、それを繰り返すことで徐々に目標設定を上げていき、常に前向きな姿勢を維持できます。

 例えば、プライベートで嫌なことがあっても、自分のルーティーンさえ守っていれば、自分のテンポやリズムは崩れず、マイペースに日頃のポジティブ精神を手に入れられるという自信を細胞に染み込ませることができるので、小さなことにいちいち精神を病むことがなくなるのです。

 このようなメカニズムは、個人個人で作り上げる必要がありますが、今までの人生で小さいことでもいいから、成功した体験を持っていたら、その時に習慣的にやっていたことやその成功に向かうためにやっていたルーティーンをもう一回思い出してみて、またやってみるとか、成功体験のない人はまずは小さな目標を立てて、その目標達成のためにストイックな毎日のルーティーンを決めて、定期的に頑張った自分へのご褒美の手法も決めて、そのためにポジティブに頑張る習慣をつけていくことからですね。

 これで、いわゆる自分の中の勝ちパターンの創造ができて、迫りくるいろんな不安を打ち消すだけの安定した強靭なメンタルを養えると思います。

自分で培った信念を貫くということ

 恋愛においてもビジネスにおいても様々な領域においてテクニック論がもてはやされているようですが、小手先のテクニックを身に着けたとしてもいつか化けの皮ははがされてしまうので、そういったノウハウを書物や人からの見聞によって身に着けても真の答えには辿りつけないのです。

 ですから、書物や人からの見聞がヒントになることはありますから、よく人の意見に耳を傾けたり、書物を読み漁って見識を広めつつも、やはり自分で培った信念を貫くことでしか答えはみつからないと思うのです。

 ネット社会になって、情報が散乱している世の中では、何か悩み事があればスマホやパソコンでいろんなキーワードを組み合わせて情報収集する人は多いでしょうが、そういったネットから得られた情報と自分の見解にズレがあった時に,、ますます進むべき道がわからなくなってしまうのです。

 恋愛で言えば、モテるためのノウハウを見につけても結婚したり交際する人は一人なはずなので、その特定の人にピンポイントに自分の思いや魅力が伝わり、お互いがお互いを必要とする関係が築ければ正解なのです。

 ですから、その意中の手に入れたい人にどのようにしたら自分の思いが伝わるか、それが自然な感じでしつこくなく、堅さや真面目さだけでない、どこか親しみのあるくだけたところも織り交ぜながらが計算されていないようにふるまうとすると、そういった自分のキャラクターや個性が何なのかというアイデンティティをしっかり確立して、それを貫くことでしかないと思います。

 いわゆる自己分析がきちんとできていて、自分の得意とする芸風や個性がわかっていて、その芸風や個性を伸び伸びと表現できるかどうかということです。

 これをビジネスに当てはめてみても、自分の提供する商材やサービスや技術力の強みをしっかりと分析できていて、その強みがきちんと生かされて喜ばれるファンや顧客やユーザーに早く確実に辿り着ける手段を知っていることが必要なのです。

 その答えのヒントがネットの情報にある場合もありますが、あくまでもそれはヒントで答えそのものではなく、自分の強みを理解した上でその強みを欲しがっているターゲットとなる人はどこにいて、そのターゲットの人に出会えるツールや手段は何なのかぐらいのヒントを得るにとどめ、あとはその強みの精度を更に上げたり、強みを維持する努力をしたり、時代のニーズに合った強みを身に着けたいったりといったことが恋愛でいうところの芸風や個性を磨いたり、さらなる新しい時代に合った芸風や個性にカスタマイズしていくといったことに応用されるものです。

 すなわち恋愛やビジネスで大切なのは、自分の強み得意とする価値への飽くなき追求という信念を貫くことだと言えそうです。

 

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