人事評価制度により企業の経営力強化を支援する大阪府大阪市淀川区の社会保険労務士事務所です。

新着労務経営記事 2

労働力人口の減少時代にはこの対策を

 4月から新入社員が入ってきた会社も多いと思うので、4月に発表された令和7年度の助成金をご紹介したいと思いますが、これは前年度から引き続き従来からある助成金で業務改善助成金というものですが、事業場内の最低賃金を一定程度引き上げて、生産性向上に資する設備投資をした場合に設備投資をした経費を一定程度で助成するものですが、物価高騰要件と言って申請前3カ月以内のどれかの月の営業実績等が前年同月対比で3%以上低下等の要件を満たすと、設備投資の経費の中に一定程度の車、スマホ、パソコン等タブレットも対象となりますので、高価物を助成するものとしてお薦めではあります。詳細はリンクの動画で解説しておりますが、狙いとしては、労働力人口の減少に伴い、DX化を推進したり、省人化につながる設備投資を促し、より少ない労働力で生産性を維持・向上させて収益を上げるビジネスモデルを促進していくためと思われます。

 そのためには、まずは獲得した人材が流出しないように待遇改善を図っていって、労働者がモチベーションを維持し、経済的不安を持たずに安心して働ける環境にしていくことが必要です。

高齢者の雇用が経営の肝になる

 高年齢者雇用安定法の改正で4月から高齢者の65歳までの雇用確保措置が義務付けられることになったのですが、65歳までは義務でそれ以降も働き続けることが可能になるために必要なことは、企業側にとってはそのような65歳以降も雇用する環境整備と経営努力と労働者側にとっては日頃のストレスを溜めないで精神衛生上の健康を保ち、肉体的にも適度な運動によって体力の衰えを防止するための日頃のジム通いや自宅内や自宅周辺での軽いエクササイズ、自分の培ってきた知識や技術・スキルを持続的に維持発展させていく就業時間外での自助努力的スクリーニングをやっていくことかなと思います。

 時代は、労働力人口の減少により、若年者の働き手現象をカバーするべく高齢者の長期雇用や外国人労働者の雇用に重点を置かざるを得なくなってくるので、労働者と経営者双方の理解と努力によりお互いにとって望ましい雇用市場が形成されることを望みます。

退職代行を使う場合の超重要事項について

 本日、4月1日で会社は新入社員の入社式だったところが多かったと思います。
 そこで、この新入社員の早期退職者が退職代行サービスが出てきたことによって、増えているというようなことを耳にするのですが、退職代行を使って辞める場合、メリットとして、上司に直接退職の意思を伝えなくて良いので、慰留されなかったり、説教されなかったり、ストレスが軽減されるというものはあるのですが、反対にデメリットとして引継ぎ期間が短いことによるトラブルや同僚に後ろめたさが残ったり、転職が癖になり繰り返してしまってキャリアが形成できないなどもあるので、その辺りの今後の人生への影響などを考えて総合的に判断されるといいのかと思います。

成功者の名言を読んで自分のものにする

 普段、忙しいサラリーマン生活や起業家生活をしていると、本や書籍を読んでいる暇がなかなかないので、本を読む目的にもよると思いますが、誰かの実体験に基づく話を自分の人生の参考にしたいというような見識や知見を広げたいという目的の方にお薦めなのが、成功者の名言集のようなものを読むことが最適です。

 名言集の中に隠された逸話はその方の本を読まないとわからいかもしれませんが、ある程度社会人経験を積んだ方なら、自分の実体験や人生経験に基づいて、共感できたり、何となくこんな場面の事を言っているのだろうという推察が立つので、時間の節約をしながら、成功者の言わんとする実りのある事象を自分の精神に落とし込めるのです。

 その成功者の名言の中で、共感できて近い考え方やマインドの人がいたら、より深く深層心理を探るために、その特定の成功者の本や書物に触れるといいのです。

 そうすることで、既に考え方の近い人の成功メソッドが自然と自分の肥やしとして、自分の中で現実的に行動として体現化できることに近づくのです。

五方よしの精神で経営力は向上する

 日本三大商人の一つ、近江商人の経営哲学に三方よしというのがあります。これは、売り手よし、買い手よし、世間よしといういうもので、➀売り手にとって利益がある(商売繁盛)②買い手にとってメリットがある(商品・サービスが良くて生活が豊かになる)③世間にとって有益である(社会的資本の充実、社会公共的秩序が維持される)の3方面がウインウインウインであることによって、商売は上手くいき、永続的に事業が発展するという考え方のものです。

 この近江商人の三方よしの経営理念によって、その流れを汲むことによって、日本有数の企業が数々誕生していったわけですが、その三方よしを自分なりにアレンジした五方よしという経営哲学を編み出して、顧問先企業様の経営指導に当たっていきたいと思います。

 具体的には、➀経営者よし②労働者よし③顧客よし④地域経済良し⑤社会秩序よしというものです。➀経営者よしというのは、経営者にとって利益がある(商売繁盛)②労働者にとって働きやすい(労働環境・待遇)③顧客よし(顧客にとって満足である)④地域経済よし(地域の経済が活性化される)⑤社会秩序よし(コンプライアンス、社会倫理や社会規範を守ることで秩序が保たれる)という経営理念を実現することで、現代の複雑化した社会構造において商売が維持発展していくことができるというものです。

 この五方よしにより、いろんな企業の経営課題を解決していければと思うのです。
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